国土交通省発表~基準不適合マフラー取付等の不正改造があった49台について整備命令書交付~

●国土交通省は、毎年6月を「不正改造車を排除する運動」の強化月間としております。

●この期間中に警察庁、自動車検査独立行政法人、軽自動車検査協会等の協力を得て、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を全国で265回(昨年比+105回)、20589台(昨年比+5262台)に対して行いました。

●その結果、約6.2%の1258台(昨年比+94台)に保安基準不適合箇所などがあったことから自動車ユーザーに対し改善の指導を行いました。

●このうち、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、灯光色違いの灯火器の取付け、違法マフラーの取付けなどの不正な改造を行っていた車両は256台(昨年比+39台)あり、その場で改善措置を講じた車両以外の206台(昨年比+49台)に整備命令書を交付し、必要な整備を命じました。

●整備命令書を交付した206台の主な不正改造内容は、以下のとおりです。
  ○不適切な灯火器      :44件
  ○着色フィルム等の貼付   :36件
  ○基準不適合マフラーの装着 :49件
特に、本年度の重点事項であった二輪車及び原動機付自転車630台※(昨年比+487台)の検査を行い、このうち、基準不適合マフラーの取付等の不正改造があった49台について整備命令書を交付し、車両の改善を命じました。 ※上記検査台数20589台の内数

●また、硫黄分濃度分析器による燃料に関する検査については251台(昨年比+3台)実施しました。

●このうち、不正軽油(規格外の軽油)の使用が判明した1台(昨年比―1台)について適正な燃料を使用するよう警告をしました。

国土交通省2015年8月28日(金)プレスリリースより

全国二輪車用品連合会は国土交通省と協力を強化し、不正改造車の排除を積極的に推進してまいります。